歓迎会(山口大学・山口宇部医療センター合同)

4月13日、山口大学医学部呼吸器感染症内科と山口宇部医療センター

合同の歓迎会が行われました。

 

会場は宇部のとある焼肉屋。

順調に入局者が入り、ほくそ笑む教授のご挨拶から始まり、

私は気心の知れた久留米時代からの先輩と新しく入られた

私よりも先輩の先生と並んで楽しく会食させて頂きました。

 

若手もベテランも入り乱れたこの後の展開を映した写真は

とてもネット上に配信できないので、お蔵入り。。

 

この日は宇部医療センターから患者さんをご紹介頂いており、

その報告も直接できました。

また、新たに当院に患者さんをご紹介頂いているお話も出来ました。

山口県の呼吸器の中核となる病院の先輩や後輩と交流して

直接情報交換ができるのは強みであります。

難しい事が起こってもすぐに対応できるので。

開業後も刺激をもらいながら仕事を続けます!

 

日本内科学会総会

4月16日、日本内科学会総会に参加してきました。

場所は東京国際フォーラムです。

開業してからというもの、土曜日は仕事のため全国各地で行われる

地方会というものには参加できなくなったため日曜日にも開催している

全国規模の学会に参加することに。。

 

全国から大勢の内科医師が集うため、人ごみが凄すぎて知り合いがいても

気付かないかと思いましたが、あっさりと次々に6人の知り合いに会いました。

『新しい事を勉強するぞ!』という意気込みで参加したのですが、

大学病院の先輩やら後輩やらのおつかい等々であっと言う間に時間が過ぎ、、

気付いたら帰りの飛行機でした(;一_一)

 

来週は本丸の日本呼吸器学会総会に参加するため、たくさん勉強します!

しかし、2週連続で同じ会場とは面白くない。。

One airway,one disease フォーラム in 山口

4月になり、待ちに待ったプロ野球も開幕しました!

本年度もいとうクリニックを宜しくお願い申し上げます。

 

3月30日、第1回“One airway,one disease フォーラム in 山口”に参加して参りました。

これは名前の通りですが、

耳鼻咽喉科の専門領域である鼻や喉(上気道といいます)

呼吸器内科の専門領域である気管~肺(下気道といいます)

は一つの空気の通り道として繋がっており、

一つの共通した病気を起こすという概念にフォーカスした

研究会であります。

 

もっと言うと、気管支喘息とアレルギー性鼻炎の研究をする集まり、です。

 

喘息とアレルギー性鼻炎はかなり高い確率で合併します(報告によっては約80%)。

そして、どちらかが悪化すると、どちらも悪くなる事が多いという

共存関係にある事が分かっています。

 

今回の研究会はその中でも、「好酸球性副鼻腔炎」という難治性喘息の方が

合併している事が多い、鼻の難病について山大耳鼻咽喉科の橋本誠先生が

講演され、非常に興味深かったです。

ずっと以前から存在が分かっている喘息と好酸球性副鼻腔炎ですが、

まだまだ謎が多いのもまた事実です。

これまでも難治性喘息の好酸球性副鼻腔炎を合併している患者さんを

診てきましたし、当院にもそのような患者さんがおられます。

 

治療コントロールの難しい患者さんの謎がどんどん解明される事が

期待されます。

これからも常に新しい情報をキャッチしてまいります!

ソフトバンクホークスの松坂大輔投手です。花粉症もちで有名ですね。

喘息を発症しないで欲しいものです。

ちなみに、私は松坂世代の一つ下(岩隈、川崎、青木世代)です。

松坂投手はヒーローでしたが、写真のように頭を横に振るフォーム

になって球威が落ちてしまい、残念な思いをしています。

剛速球がなくても、新たな松坂投手として復活してくれることを

期待しています!

 

山口呼吸ケア研究会

3月25日、山口呼吸ケア研究会に参加してきました。

医師、看護師、臨床工学士など多数参加されていました。

講演①ではこのコラムでも一度触れた肺線維症、さらには

肺気腫と肺線維症が合併したCPFEという病気の

リハビリについてのお話がありました。

CPFEという概念はかなり前から提唱されており、喫煙によって

起こる肺気腫と肺が固くなる肺線維症が共存している病気です。

肺機能検査では異常がとらえにくく、謎がまだまだ多い病態で

治療法も確立はされていません。

当院にもCPFEの患者さんはいますが幸いまだ軽症で維持治療できています。

 

講演②では、東日本大震災で被災した南三陸町の病院の副院長先生が

災害医療に関する取り組みを紹介されました。

当時、この先生が勤務されていた病院はこのような惨状であったようです。

患者さんも大半が亡くなり、患者さんの救出に懸命であった看護職の方も

40代の方が2人、20代の方が1人亡くなったそうです。

 

愛する人と別れたり、連絡が取れない状況の中、医師や看護師は震災直後から

休みと仕事の区別もつかない状況になるまで仕事されていたとか。。

 

そのような話を聞いて、私も愛する人と離れないといけないような

辛い状況にあっても患者さんのために自分が出来る事をしようと

気持ちを新たにしました。

 

振り返ってみると、自分にできる事と言えば医療を提供することだけ。。

であれば、より良い医療を追及する事で自分の気持ちも救われるのではないかと

思いました。

 

つまりは勉強あるのみ。。

来月は内科学会と呼吸器学会で勉強してまいります!

放射線肺炎

先日、当院であった話です。

 

ある癌の手術の後に放射線治療をした患者さん。

最近、咳がひどくなったとの事で近くの内科医院を受診し肺炎だと言われて

手術を受けられた外科のある総合病院を受診されました。

その病院で胸のCT検査まで受けられて、肺炎は確認されましたが、画像を診る

専門の先生の診断は細菌性肺炎。放射線治療後ですが、肺炎の部位は放射線

が当たった場所と違うので放射線肺炎ではないと診断されていました。

しかし、その患者さんを診察した内科の先生から普通の細菌性肺炎かの判断

が出来かねるとの事で、呼吸器専門医の当院に紹介となりました。

 

画像を診た私の第一印象は、かなりの高確率で放射線肺炎でした。

放射線が当たっている場所から外れて肺炎が起こる事が一定の確率で起こる

事を知っていましたし、画像の所見がこの癌の術後放射線治療で起こる

放射線肺炎のこれまでの報告と似ていたからです。

 

診断の確定のため、

すぐに私が所属している山口大学呼吸器感染症内科で入院精査の手続きをして

1泊2日入院で私が気管支鏡検査(肺カメラ)を施行しました。

結果、やはり放射線肺炎の可能性が最も高いという診断となりました。

幸い、この放射線肺炎はホルモンの飲み薬の治療でほとんどが軽快する

というもので、この患者さんも服用を開始して速やかに改善しました。

現在も治療中ですが、順調に経過しています。

呼吸器専門医がたくさんいる地域ではもっと早く解決できたと思いますが

当院に速やかに紹介して頂いた内科の先生の賢明な御判断で

患者さんが無駄に抗生物質を飲む必要がなくなって良かったと思っています。

 

当院では風邪の診療(“風邪”の患者さんが本当にただの“風邪”なのかを見極めること

も含めて)から、精査の必要な患者さんの対応までさせて頂きます。